■部位に特化した2台の超音波治療器

「イトー US-711 / イトー US-731」は物理療法機器のパイオニアである伊藤超短波株式会社が製造販売する、深い疾患部と浅い疾患部、それぞれの部位に特化した2台の超音波治療器です。それぞれ各部位に適した治療器として、筋肉痛や腰痛などには「イトー US-711」、肘、膝の関節痛などには「イトー US-731」のように、患者の目的や用途に合わせた治療が可能です。治療内容のディスプレイ表示やタッチパネル操作など、さまざまな機能によって患者様への治療理解を深め、日々の治療のサポートに役立てられます。

■特化型治療可能で多彩な機能を搭載

◇部位による特化型治療

疾患部の深さによって、それぞれの部位に適した治療を行えることが最大の特徴です。

肩や腰など、厚い筋肉や脂肪層がある体の深部に位置する疾患部には「US-711」が効果を発揮します。プローブの中の結晶体を伸縮させ「逆圧電効果」による音波を発生させます。毎秒100万回のミクロマッサージ効果で、深部の疾患部に直接刺激が可能です。

指や肘、膝など比較的浅い部分にある関節の疾患部には「US-731」が効果を発揮します。プローブの中の結晶体を伸縮させ、「逆圧電効果」による音波を発生させます。毎秒300万回のミクロマッサージ効果で浅部の疾患部に直接刺激が可能です。

どちらの機器も超音波が生体組織に放射される際に生じる熱で温熱作用を発生させ、超音波が刺激している範囲を立体的に温める「立体加温」で治療を行います。

■多彩な機能

「イトー US-711 / イトー US-731」はどちらも、多くの機能を搭載しています。

・タッチパネル操作による使いやすさ

ディスプレイが約7インチと大きく、タッチパネルで治療内容の設定や実行を行えるため、非常に分かりやすく、スムーズな操作が可能です。また、治療内容やモードの説明を治療中でも表示できるため、治療をしながら患者様への理解を深められます。患者がどんな体勢でも見やすいように、ディスプレイはどの角度から見てもクリアに見える設計になっています。

・2種類の使い分け可能なプローブ機能

それぞれ2種類のLプローブ、Sプローブを標準装備していて、疾患部位によって使い分けての治療が可能です。Lプローブは腰や肩などの広い部位の治療に適していて、Sプローブは指や手など狭い部位の治療に適しています。また、プローブが置けるマグネットホルダーが付属品として標準装備され、簡単に固定できるためスムーズな治療に役立ちます。

・複数モードによる治療の多彩さ

「イトー US-711 / イトー US-731」には多数のモードが搭載されていて、OMTモード、連続モード、超音波専用ゲルを使用するGELモード、6種類選べるパルスモードなど、さまざまな治療で活躍します。たとえばOMTモードは、打撲や捻挫などの急性疾患にも対応できる優れものです。また、「ES－5000 / ES-4000」などの低周波治療器と組み合わせて使用できるので、治療の幅が広がるとともに効率も高まります。