■立体加温による治療を実現

「イトーUS-777」は物理療法機器のパイオニアである伊藤超短波株式会社が製造販売する、疾患部が浅い部位（3MHz）から深い部位（1MHz）まで治療が可能な超音波治療器です。超音波が生体組織に放射される際に生じる熱で温熱作用を発生させ、超音波が到達している範囲を立体的に温める「立体加温」で治療を行います。それによって、腰痛や筋肉痛の緩和、関節の痛みの軽減などの効果を期待できます。また、電気刺激治療と組み合わせた治療ができ、幅広い疾患にも対応可能。超音波の出力イメージが治療中にウィンドウに表示されるため、治療をしながら治療内容やモードの説明を行うことで患者の理解を深め、日々の治療のサポートに役立ちます。

■治療のバリエーションが豊富

◇浅部から深部までの広範囲治療

「イトーUS-777」は1MHz/3MHzの2周波に対応していて、浅部から深部まで部位によって使い分けられる点が大きな魅力です。それぞれプローブの中の結晶体を伸縮させ「逆圧電効果」による音波を発生。肘や足首などの浅部の治療を行う場合は、毎秒100万回のミクロマッサージ効果で深部の疾患部に直接刺激を与えます。肩や腰などの深部の治療を行う場合は、毎秒300万回のミクロマッサージ効果で浅部の疾患部に直接刺激を与えます。

プローブはLプローブを標準装備していて、1MHz/3MHzどちらも対応が可能です。周波数をリアルタイムでモニターすることで、周波数の出力を安定させながら治療を行っています。また、プローブヘッドが高温になった際にはディスプレイに「プローブヘッド温度エラー」が表示されるため、安全性も十分に兼ね備えています。

◇電気刺激装置とのコンビネーション治療

「イトーUS-777」は、別売りの付属ケーブルで「ES－5000/ES-4000」などの低周波治療器である電気刺激装置と接続ができます。電気刺激装置と組み合わせることで、超音波の微小マッサージ作用で治療が可能です。また、疼痛の緩解、筋肉痛や関節痛の軽減と、電気刺激で治療ができる鎮痛及び筋萎縮改善どちらにもアプローチできます。

治療内容や出力イメージ、モードの説明を治療中でも表示できるため、治療をしながら患者の理解を深められます。ディスプレイの角度を調整することで、患者様がどんな体勢でも見やすいようになっています。