酒井医療株式会社が製造する「ラジオスティムプロ」は、一点だけの温熱ではなく体全体に立体的な温熱回路をつくる、高周波温熱治療機器です。温熱を自在に操って、疼痛を抑え可動域を広げて改善、筋や関節の柔軟性に対しての治療やリハビリテーションに、大きな変化を与えている最新医療機器です。

●温熱が発生する原則

ラジオスティムプロでは、疾患部に直接手を触れずに、服を着たまま温熱回路を実現。

電極とアースで体をはさみ、＋（プラス極）と─（マイナス極）を1秒間で数十万回変化させ体内分子を振動させます。そのために分子同士の摩擦力（ジュール熱）が発生して、体内深部からの加温が可能となる仕組みです。

・2つのプローブを使用した温熱方式

ラジオスティムプロでは、CET（コーティングあり）とRET（コーティングなし）プローブを使い分けた、2つの温熱が可能です。主に浅い部位に素早く熱を発生させる治療には、CETプローブを用います。

「温熱は抵抗の高いところに集まる」、ラジオ波の特質を活かすのは、RETプローブを使用した治療です。通電が可能なヒートハンド（RETプローブ）を手の甲に当てて手法する「使徒療法と温熱物理療法」では、セラピストの手を通して施術が行えます。ほかの照射型加温機器と比べ、大きく異なる治療ができるのも魅力です。

●効果

発生する温熱は、深さ5〜10cmの部位で体内温度は3〜5℃上昇。施術終了後、すぐに効果は消えず、3〜4時間は持続します。わずか15分の施術で、81％の患者が痛みの軽減を実感しています。

多くのアスリートやスポーツ選手達は、ケガの予防やストレッチを兼ねて、体を動かす前にラジオ波を取り入れています。特に、冬は冷えて筋肉が固まるため、ラジオ波で体の奥深くから温め、筋肉をほぐしてから、運動を始めています。何かしらのアクシデントや事故などでケガをした場合でも、ラジオスティムプロで施術を受けながら、痛みとうまく付き合っていく治療が可能です。

ラジオ波や高周波と聞くと、体に害があるのではないかと気になりますが、ラジオスティムプロは、安心・安全に使用できる日本の医療機器規格をクリアしています。また、電磁妨害がなく、治療を受けても影響はないと認証されているほか、EMC規格にも適合。さらに、厚生労働省所管の独立行政法人による承認を獲得、電波法規格基準も満たしているため、安心した治療ができます。