超音波と4チャンネルの電気刺激を用いたコンビネーション治療で、治療の幅を広げられる低周波治療器です。

超音波では、疼痛の緩解や微小マッサージ作用、筋肉痛および関節痛の軽減が期待できます 。

また、電気刺激では鎮痛および筋萎縮の改善が見込まれます。

4チャンネルはそれぞれ独立して操作できるため、複数の患者さんを同時に治療できます。

また操作画面には、大型カラー液晶とタッチパネルを採用しています。

これにより、視認性と操作性が高まり、操作がスムーズに進められます。 

●エスティマスが生み出す超音波とは

ひとつのプローブで、1MHzと3MHzの両方に対応可能です。

1MHzは深部に働き、3MHzは浅部に作用します。

音波を発生させる仕組みは「逆圧電効果」と呼ばれ、これはプローブの中にある結晶体を伸縮させることで起こる現象です。

1MHzでは1秒間に100万回・3MHzでは1秒間に300万回という、高速度ミクロマッサージが実現可能となりました。

音波が直接刺激を与え、温熱作用を発生させることから、超音波が届いている範囲を立体加温する効果が生まれます。

ビーム不均等率と有効放射面積は、いずれも超音波治療器の効果や安全性を確保するため、高い精度を保っています。

プローブは、大小2種類が標準装備されているので、患部の広さによって選択可能です。

●8種類の電気刺激モード 

電気刺激モードの種類は、8種類におよびます。患部の場所や治療目的に合わせて、幅広い治療が可能です。 治療法を簡単に紹介します。

IF-4：広い範囲で深部に作用します。

IF-2：局所において深部まで作用します。

EMS：筋収縮を引き起こし、筋力の強化につながります。

Russian：筋肉を刺激する電流で、ピンポイントに作用します。

Hi-Voltage：高電圧の刺激により、患部の深部にまでアプローチできます。

TENS：知覚神経に電気刺激を与え、 痛みを抑えます。

Microcurrent：損傷箇所の治癒を早めるため、傷ついた組織の修復を促進します。

DC：直流電流を流すことで、痛みの軽減や損傷の治癒を促進します。

さらに、47種類にもおよぶクリニカルプログラムの搭載により、治療したい部位を選択すれば、治療プログラムが自動的に設定されます。

従来の製品に比べて消音タイプであるため、音を気にせず快適に治療を施せます。

治療モードも3種類から選択でき、これまで以上に治療の幅を広げられるようになりました。