超音波治療器と低周波治療器がひとつになった、コンビネーション刺激装置です。双方の利点を活かした相乗効果により、これまでの電気療法に比べ、深部へのアプローチが直接行えるため、高い治療効果が期待できます。

タッチパネルは可動式の大型を搭載しているうえに、カラー液晶を採用しているため、操作のしやすさと画面の見やすさが特徴です。モードの選択から設定にいたるまで簡単に操作でき、症状の改善に役立てられます。

筋肉痛および関節痛の緩和、血流促進、損傷部の修復および治癒、鎮痛、疼痛の緩解、腰痛やぎっくり腰など急性の痛み、可動域・筋萎縮・しびれの改善などがあげられます。きわめて微弱な電気も流せるため、トレーニング後のクールダウンにも活用可能です。

EU-910を製造している伊藤超短波株式会社は、日本で初めて超短波治療器を開発しました。性能や安全性へのこだわりはもちろん、EBM（根拠に基づく治療）の確立をいち早く目指したことでも知られています。品質管理の徹底ぶりには定評があり、世界から注目されている企業です。

各治療器の機能は、次の通りです。

超音波治療

プローブひとつで、1MHzと3MHzの両方に対応しています。BNR（ビーム不均等率）やERA（有効放射面積）はどちらも高精度で、超音波が届いている範囲を立体的に温められます。これは、体の組織に超音波が照射される際に熱が生じ、温熱作用が起こるためです。

1MHzでは1秒間に100万回、3MHzでは１秒間に300万回の高速度ミクロマッサージは、プローブの中で結晶体が伸縮することで起きる「逆圧電効果」の音波を利用しています。このマッサージが、1MHzでは深部・3MHzでは浅部に直接刺激を与え、効果を発揮します。

プローブは、大・小の2種類が標準装備されています。患部によって使い分けられ、効率の良い治療が施せます。

電気刺激治療

150Vを超える高電圧を使い、深部への刺激に適したHi-Voltageモードと、筋肉痛の軽減に適するようにごく微弱な電気を用いるMCRモードを搭載したことで、患部の状態に合わせた治療が可能です。Hi-VoltageモードからMCRモードへと切り替わる際に活用できるよう、5種類におよぶ連続治療プログラムが搭載されています。治療プランに応じて設定変更も可能であるため、医療従事者の手間を減らし、効率の良い治療が目指せます。

2極グローブ導子やハンディプローブなどの別売オプション品を使うと、さらに安全な施術が行えます。手技と組み合わせて施術をしたいときにおすすめです。