患者さんの症状に合わせて、超音波と低周波を同時に出力できます。

超音波は1MHzと3MHzがあり、0.1秒単位で周波数が変更可能です。また、出力プローブを切り替えることで定在波を抑制し、プローブの固定により効率的に治療できます。

●超音波治療について

同一のプローブで、1MHzと3MHzの両方に対応しており、圧電効果によって音波を発生させています。

1MHzでは1秒間で100万回・3MHzでは1秒間で300万回の音波を出すことができ、コンビネーション治療により、深部と浅部のそれぞれに効率よく刺激を与えられます。

アストロンは、7つの基本モードを最大5つまで組み合わせて、治療プログラムを作成します。

ハンマーとインターバルを組み合わせての治療も可能です。

基本モードは、WAVE AからDと、micro1から3に分かれています。

DS-602の大きな特徴は、ランダムアクセス波が出力される点です。

WAVEとmicroを組み合わせることで、患者さんそれぞれの治療目的に合ったプログラムが作成でき、インターバル設定も可能となっています。

これにより、治療にかかる時間が短縮可能です。

操作はタッチパネルで行うため、目で見て直感で操作ができるように設計されています。 

オプションのマルチカートを利用すると、本体とともにジェルやプローブを設置・保管しながら、患者さんのもとへ移動できます。

治療する箇所やシーンに合わせて、棚の高さも調整できますので、使いやすさの向上にもつながります。 

●全身の治療に対応するための多彩なプローブ・導子

体のどの部位にも治療対応できるよう、プローブや導子の種類も多彩です。

ハンディプローブは、MサイズとLサイズがあり、M サイズでは関節から筋腹までの治療に適しています。

L サイズは、腰や太ももなどの広い範囲に使うと効果的です。

マルチプローブは最大5つ使うことができ、より広範囲に超音波を行き渡らせることができます。

サイズは小さめですが、マジックバンドで固定するため、ずれる心配がありません。

粘着導子では、肩や背中などの曲面や凹凸部分にも貼り付けられます。

さらに使い勝手を良くしたい場合には、オプションのグローブ導子・Vスティック・吸引ユニット・吸引カップなどの利用もおすすめです。

マルチプローブに吸引カップを装着すると、 マジックバンドを使わなくとも固定可能です。

患部へのアプローチの幅を広げられるので、治療効果の向上も期待できます。