整骨院で売上をアップするための絶対的な方程式!
整骨院の業界は競合がとても多く、新たに整骨院を開業する人もいまだ減らない現状にあります。整骨院が今後長く経営を続けていくためには、こうした競合店舗との差別化を図り、売上を底上げしていく必要があるのです。本記事では、整骨院の経営において売上アップを成功させる鉄則や具体的な施策を解説しています。また、顧客単価やリピート率にもフォーカスして、それぞれをアップさせる方法も紹介しているため、整骨院のオーナー様はぜひ参考にしてください。
整骨院で売上を上げるための鉄則
整骨院で売上を上げるための具体的なメソッドを紹介する前に、まずは売上に関係がある「来店客数」「顧客単価」「リピート率」の3つの概念を詳しく見ていきます。
来店客数(集客力)アップ
整骨院の売上高を計算する方法は、単純計算では「来店客数×顧客単価」です。まずは集客力を強化して来店客数をアップさせることが、整骨院の売上高の向上につながります。来店客数をアップさせるためには、既存の顧客を維持する取り組みを行う一方で、新規顧客を開拓することが重要です。例えば、整骨院を探している人に自分の店舗を見つけてもらえるように、WebサイトやSNS、チラシなどの媒体を通して広告宣伝活動を行うのが効果的と言えます。
顧客単価アップ
整骨院の売上高アップを実現するためには、「来店客数×顧客単価」のうち顧客単価を向上させることが有効です。来店客数アップは売上高の向上に効果的ですが、どれだけ来店客数を増やしても、1日で施術できる顧客の数には限度があります。そのため、ある程度来店客数を確保できた段階で、一人ひとりの顧客で得られる売上をアップする取り組みが必要です。顧客単価を上げる方法としては、サブスクリプションサービスの導入や施術メニューの拡充が考えられます。
リピート率アップ
新規顧客の開拓はとても重要なことですが、一度きりの来店では安定した経営は成り立ちません。新規顧客にも既存顧客にも、継続して店舗へ通ってもらい、リピート率を高めることが売上の長期的な向上に必要です。顧客のリピート率を高めるためには、施術の効果を実感してもらって「また来たい」と思ってもらえる仕組みづくり、次回の来店で使えるクーポンの配布が有効です。リピート率の向上のほうが、広告宣伝における費用対効果が新規顧客の開拓よりも高いと言われているため、リピート率を高めて効率的に売上アップを実現しましょう。
来店客数を増やすための施策
整骨院の売上は、「来店客数×顧客単価」で計算されるため、来店客の絶対数を増やすことが売上アップへの近道です。新規顧客を開拓して来店客数を増やすためには、具体的にどのような施策を行えばよいのか、詳しく見ていきます。
Webサイトを作る(SEO対策)
自店舗の紹介を行うWebサイトを制作し、整骨院を探している人に見つけてもらえるようにSEO対策を施すのがおすすめです。SEO対策とは、検索エンジンでキーワード検索を行った際、自店舗のWebサイトが検索結果の上位に表示されるようにする取り組みを言います。例えば、ユーザーのニーズを掴んだキーワードをWebサイトに取り入れたり、内部リンクの設計を行ったりといった方法が挙げられます。こうしたSEO対策は専門的な知識とノウハウを必要とするため、Webサイト制作のプロに任せるのがおすすめです。
Googleマイビジネス(MEO)対策
整骨院を探すとき、WebサイトではなくGoogleマップ上で検索する人は多いものです。Googleマップで店舗検索を行った際、自店舗の情報が検索結果の上位に表示されるようにする取り組みをMEO対策と言います。具体的には、自店舗の情報を登録できる無料ツール「Googleマイビジネス」を利用したり、Googleマップ上での口コミ件数(レビュー)を増やしたりといった方法が有効です。また、自店舗を検索結果の上位に表示するためには、Googleマイビジネスに入力する情報はなるべく充実させることが欠かせません。
チラシ・DMの配布
自店舗の周辺地域の住宅に対して、広告宣伝のチラシやダイレクトメール(DM)を郵送することも有効な手段のひとつです。チラシ・DMを制作する際には、施術スタッフの顔がわかるようにして安心感を出したり、手書き風のフォントを使用して温かみを出したりといった工夫をするのも良いでしょう。また、そのほかにも地域のフリーペーパーに掲載してもらう方法や、地域の飲食店にチラシを置いてもらう方法もおすすめです。自宅から近い整骨院を重視する人は一定数いるため、地域の人たちに整骨院を知ってもらう取り組みは効果的と言えます。
SNSの運用と分析
SNSの利活用が進んでいる昨今においては、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSを効果的に運用する必要があります。年代や性別などの個人情報を基にターゲットを絞った広告ならFacebook、なるべく多くの人の目に情報を拡散したいならTwitter、ハッシュタグによる検索で潜在顧客を開拓したいのであればInstagramといったように、目的に応じてSNSを使い分けるのがおすすめです。自店舗の集客においては、どのSNSが最適かを分析した上で、効果的なものを利用するようにしましょう。
顧客単価を上げるための施策
施術できる顧客が限られている環境においては、一人ひとりの顧客単価を高めることが売上アップにつながります。ここでは、顧客単価を上げるための施策を紹介していきます。
サブスクメニューを導入する
サブスク(サブスクリプションサービス)とは、月額課金や定額制でサービスを提供する契約形態のことです。整骨院の場合、月額・年額で会員費を支払えば会員価格で施術ができるサービスや、月額固定制で通院し放題のサービスを設けるのが一例です。サブスクメニューは、ある程度長期間継続して通院することが前提であるため、顧客単価を上げやすいメリットがあります。
松竹梅でメニューを用意する
施術時間の長さや施術対象箇所の数の多さによって、3つの料金設定のコースを用意するという松竹梅メニューもおすすめです。これは、価格が異なる3つのメニューを提示された際、中位のメニューを選択する人が多いという理論に基づくもので、うまく活用できれば顧客単価の向上につなげられます。
回数券を販売する
回数券を買えば、5回や10回など決まった回数の施術をお得に受けられる仕組みを取るのも有効です。 回数券を一度買ってもらえば、まとまった回数の施術料金を回収できて、売上の向上につながります。しかし、こうした回数券は高くなりやすく、顧客が手を出しにくいため、松竹梅の理論を活用して3種類の回数券を用意するのがおすすめです。例えば、5回・10回・15回など、施術を受けられる回数に合わせて3段階のチケットを用意すれば、10回の回数券の販売数を増やせるはずです。
リピート率を上げるための施策
どれだけ多くの新規顧客を開拓しても、継続的に通ってもらえなければ、売上アップの効果は一時的なものにとどまります。そのため、また来店したいと思ってもらえる雰囲気や仕組みを作り、リピート率を上げる取り組みが重要です。
公式LINEの活用
メッセージアプリとして多くの人が使っているLINEを活用して、LINE上で予約できるシステムの導入や次回来店時に使えるクーポンの配布を実施するのが良いでしょう。LINEであれば、顧客も気軽に予約ができるうえに、配布したクーポンやお知らせを見てもらえる確率も高まります。その結果、来店予約の獲得やリピート客の定着化といったメリットを期待できるのです。
次の予約を取ってもらう
施術終了後に次回来店の予約を取ってもらい、リピート率を高める方法もおすすめです。例えば、その場で来店予約をすれば次回の施術料金を5%オフといった特典を用意して、次の予約をすることで顧客にとってメリットがあるようにします。次の予約を取ってもらえば、リピート客の獲得に必ずつながるため、とても有効な方法です。
また来たいと思う雰囲気・店づくり
リピート客の獲得のためには、「また来店したい」と思ってもらえる雰囲気や店づくりが重要です。具体的には、顧客のタイプに合わせて会話の頻度を増減したり、リラックスできるBGMをかけたりといった方法が考えられます。また、顧客の要望やお悩みをしっかり引き出して、顧客のためになるような施術を心がけることも欠かせません。一度店舗のファンになってもらえば、長く通ってもらえる可能性が高まるため、まずは自店舗のファンを増やすことを目標にしましょう。
カルテ作成で改善していることを実感してもらう
施術前後の身体の状態を記したカルテを作成し、施術の効果や身体の状態の改善を実感してもらう取り組みも効果的です。顧客は身体の不調を改善するために整骨院に通うため、しっかり効果を実感してもらえば、次回も来店してくれる可能性が高まります。
整骨院・接骨院の売上アップのご相談も受け付けております!
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