ルティーナは、低周波治療器と中周波治療器の機能を併せ持つハイブリッド電気刺激治療器です。ハイブリッドモードは、低周波と中周波の刺激感の異なる組合せを適度な強度に調整すること、異なる発振回路から交互に切替えていくことが大きな課題でした。ルティーナでは、このような課題に対し、発振回路のスムーズな切り替えと、刺激感の変化を調整することで、新たな刺激感への進化を遂げました。これにより、痛みの発生源である表層部と深層部に刺激が到達し、複合する痛みを包括的に治療することが可能になったのです。

■ハイブリッド治療

ハイブリッド治療は、低周波は皮膚表面部を中心とした治療、中周波は筋深層部を中心とした治療に適しています。ルティーナでは、専用の大きいパットで患部を温めながら、筋肉の緊張をほぐしていきます。低周波は表層部を中心に、中周波は深層部を中心に、電気刺激によって患部付近の筋肉を柔らかくします。また、ルティーナのハイブリッドモードは、あらゆる電気刺激の出力波形に対応しているため、皮膚から深部までの筋・神経の複合した痛みを包括的に治療できます。

■ルティーナの特徴

・豊富な電気刺激のバリエーション

ルティーナの電気刺激の出力波形は「低周波」「中周波」「低周波と中周波融合のハイブリッド」の3種類です。また、通電モードには、「ミックス」「低頻度」「高頻度」「低+高頻度」「1/f」の5種類を搭載しています。

・多くのチャンネルを搭載
ルティーナでは、一度に最大16人まで治療することが可能です。多チャンネル仕様により、患者様の待ち時間の削減に大きく寄与します。

・従来機器と比較して大幅にサイズダウン
ルティーナは、従来機種（セントロード、セントロードレイア）と比べ同じ16チャンネルを装備しながら、設置スペースを大幅に縮小しています。これにより、治療室のスペースをさらに有効活用できます。また、本体のサイズを小さくすることで、他の治療器との統一感が出せます。

・エコ設計
電源システムとフレアパッド導子の効率化を図り、従来機（セントロードレイア）とほぼ同じ条件で、電力消費量を約40％削減しました。

・施術のしやすさだけでなく、衛生面にも配慮
導子側面にデザインされたベルト用のくぼみでベルトが固定され、導子の位置がずれにくくなりました。衛生面を配慮し、導子を導電極との一体構造化により、導子内部で雑菌が繁殖する箇所を大幅に少なくしました。さらに、導子そのものが薄く、柔らかくいため、患部にフィットしやすい点もルティーナの特長です。