細部までこだわり、洗練されたデザインとスタイリッシュなカラーが特徴的な低周波治療器「イトー iPES」。本体重量はわずか50g（充電池を含む）と軽量、かつ手のひらサイズのコンパクト設計。なおかつ操作性がすぐれていることから医療機関だけではなく、一般の方からも需要があります。

組織修復に重要な役割を果たしている損傷電流と同レベルの微弱な電流を流すことで、傷ついた組織の修復を早め、治癒の促進効果を期待できます。最大電流は1mA未満ときわめて弱い電流を流すことになるため、肌への刺激はほとんどありません。

本製品には神戸学院大学との共同研究による「シャント機能」を搭載。これにより直流の出力中は+側は正（+）に、－側が負（－）に帯電します。出力終了後も電荷は帯電したままの状態が続きますが、シャント機能が備わっていることで溜まった電荷をなくすことができるのです。

わずか3つのボタンでほとんど操作できるイトーiPES。「POWER」で電源をオンしたら、「FREQ.」と「INTENSITY」のふたつのボタンを使って、治療をスタートできます。最大60分のタイマーもついているため、電源のオン・オフを忘れることはありません。

本製品を販売している伊藤超短波株式会社は、他にも干渉電流型低周波治療器の「イトー ES-8000」や低周波治療器・干渉電流型低周波治療器組合せ理学療法機器の「イトー ES-400」、また「イトー ES-160」などさまざまな電気刺激装置を販売しています。

イトーiPESによく似たデザインとして、アスリート向けに作られ、「フルタイム・セルフケア」ができる「ATミニ」や「ATミニⅡ」があります。しかし、このふたつの製品には「シャント機能」が付属しておらず、重量もわずかながらイトー iPESよりも重めです。

また、本製品はアスリートだけではなく、一般の人にも広く使ってもらえるように設計されているため、幅広く使っていただくことができます。出力周波数は1Hz、2Hz、4Hzの3つで、体調に合わせて選べるように配慮されています。

定格電源にはリチウムイオン充電池を使用し、定格消費電力は0.1VA。充電池は非常にコンパクトで、軽量化に大きく貢献しています。

医療機関や介護施設などで使用していただくのはもちろん、携帯してスポーツ施設などでご使用いただくことも可能です。医療従事者が帯同する場合、使用者の体調に合わせて調整することをおすすめします。