直感的な高画質を追求し、「いろいろな場面で使いたくなる」超音波装置をめざした製品です。病名の診断を確定させたり、治療法を探ったりするためのアプローチとして、超音波の期待は高まる一方です。その中で、このLOGIQ e Premiumはポータブル超音波診断装置として、場所や診療科を選ばず適切な処置が施せます。

検査室、手術室、病棟、在宅医療など、実に幅広い場面で使われています。急性期医療や麻酔科、総合病院での診療科連携、開業医など、多くの医療従事者から求められ、汎用性が高いことも大きな特徴です。

本体重量はおよそ5.2㎏と、手持ちでの院内移動もスムーズに行えます。オプションのドッキングカートを組み合わせると、立ったままでの作業がしやすくなり、さらに検査効率を上げられます。

オプションで選べるプローブには、新たにボタンがつけられ、これまでペダルやオペレーションキーボード上で行っていた操作を、手元で簡単に行えるようになりました。25の機能が、4つのボタンで操作可能となり、難しい体位を求める必要がある検査でも、的確でスムーズな操作が可能です。

LOGIQ e Premiumを活用することで、次のような医療サービス向上が期待できます。

・ポータブルの利点を活かし、場所を問わず医療が受けやすくなる

・疾患が見つけやすくなり、医療品質の向上が期待できる

・検査時間の短縮により、医療コストの削減につながる

●領域ごとの活用方法とは

LOGIQ e Premiumの導入によって、領域ごとでどのように活用できるのか紹介します。

・腹部・心臓領域

画質の大幅な向上によって、心臓の拍動や肝腫瘍の縁まで、画像が精密に映し出されるため、的確かつ迅速な診断が行えます。組織と境界を明確に識別し、病変を的確に捉えられます。

・表在領域（血管・乳腺・甲状腺・透析）

生活習慣病や慢性疾患、乳がんなど、検査の増加が予測される領域において、早期発見・治療に寄与できます。特に、下肢血管検査において、先述したプローブボタンが性能を発揮します。表在組織に発生したごく小さい腫瘤も、よりリアルに描出可能です。

・麻酔科（ペインクリニック）

画像情報をリアルタイムに表示できることで、麻酔科において大変重要な穿刺手技やモニタリング検査を、より安全に実施できます。オプションの穿刺ガイドキットを組み合わせて使うと、針の挿入後も針先の位置や薬液の広がりが超音波画像上で確認可能です。

・整形外科・リウマチ科

局部の炎症や組織修復に向けた血流改善など、レントゲン検査で描出しにくい軟部組織を可視化できます。部位によって、プローブを使い分けることで、腱板断裂や手根管症候群、手外科、リウマチなどの治療を高画質に写し出してサポートします。