ショックウェーブ（拡散型圧力波）による治療が可能なインテレクトRPWモバイルは、ヨーロッパをはじめとして、世界各国の医療現場で導入されているマッサージ器です。

血流が促進されることで、組織の代謝も促すため、循環機能の改善だけでなく、筋や腱に生じた炎症や筋肉の緊張ストレスなどの緩和につながります。

これまでにも有効性が多数報告されていて、新しい治療手段として注目されています。

●拡散型圧力波の原理とは

拡散型圧力波は、体外衝撃波のうちのひとつです。

コンソールの中に空気が取り込まれると、コンプレッサーによって圧縮されたのち、ハンドピースに送られます。

ハンドピースに付随しているトリガーボタンを操作すると、圧力波が発生するのです。

この圧力波によって、マッサージ効果が得られます。

ハンドピースには、R-SWハンドピースと V-Actorハンドピースの2種類があり、それぞれの刺激は若干異なります。

R-SWハンドピースでは、圧縮された空気によってピストンが振動ヘッドに衝突し、圧力波が発生します。

これに対しV-Actorハンドピースでは、ピストンではなくコンソールから供給された空気が、ノズルから放出されます。

そのため、振動ヘッド自体が振動し、マッサージ効果につながるのです。

●インテレクトRPWモバイルの特徴とは

トランスミッターは、ドイツに本社を構えるSTORZ MEDICAL社の製品を採用しています。

KARL STORZグループのパートナー企業であり、日本においてもKARL STORZ Endoscopy Japanのビジネスパートナーです。

高性能で評価も高く、正確かつ効果的な圧力波が特徴です。

治療パラメーターは操作性が高く、人間工学に基づいたシンプルな設計で、設定や変更も簡単にできます。

表示画面もシンプルで、刺激の強度・頻度・回数などを随時確認しながらの施術が可能です。

ディスプレイはLEDが導入され、鮮やかなイルミネーションで表示されます。

ハンドピースのトリガー機能は高い操作性を誇り、必要な場面ですぐに治療が開始できるため、医療従事者は治療に専念できます。

さらに、サイズやデザインもコンパクトで、重量もおよそ9kgと軽量なため、持ち運びもスムーズです。

コンプレッサーの内蔵により、使用時の音も静かです。

医療現場のみならず、スポーツの試合会場やトレーニング施設などでも幅広く活用できる、高性能モバイルタイプです。