3つの電気刺激モードを搭載し、4CH独立操作を実現した低周波治療器です。コンパクトサイズながらも、症状が異なる複数の患者さんを同時に治療できる設計となっています。

電気刺激モードは、Hi-Voltage（高電圧電気刺激療法）、MCR（マイクロカレント療法）、EMS（神経筋電気刺激療法）の3タイプ。患者さんごとの症状に合わせ、各モードを組み合わせてきめ細やかな治療が可能です。Hi-Voltageモード・MCRモードと手技を組み合わせた効率的な施術を行えることで、急性期や慢性期の痛みをはじめ、腫れの抑制、損傷した組織の治癒、疼痛緩和などを期待できます。

医療従事者の負担を軽減するためにプリセットされているのが、2つのシーケンシャルプログラムです。科学的根拠に基づく治療プログラムが5種類ずつプリセットされているため、設定の手間を省くことができます。時間も有効活用でき、患者さんの治療にかかる時間の短縮につながります。

パネルは、カラー液晶と可動型大型タッチパネルを用いることで、操作性や視認性が大幅に向上しました。タッチするだけの簡単操作で、モードやプログラムの選択および詳細設定までスムーズに行えます。

ハンディプローブは、あらゆる部位の治療ができるように、5種類のハンディ電極が用意されています。スイッチを押すタイミングでのみ通電する「モーメンタリ」と、通電・非通電をスイッチで切り替える「オルタネート」との切り替えもできます。切り替えスイッチで、タイマーと出力表示が手元で確認できるほか、別売オプションの有線リモコンを使うことで離れた場所からも出力の操作が可能です。治療中にグローブを外す手間も省け、治療がスムーズに進められます。

吸引装置で治療の幅が広がる

オプションで購入できる吸引装置と組み合わせると、治療の幅がさらに広げられます。治療モードは、連続・間欠（FAST）・間欠（SLOW）の3種類があり、目的に合わせて選択可能です。4CH用の吸引装置SU-4000は消音タイプですので、さらに快適に治療が行えます。超音波骨折治療器UST-770と接続すると、より多彩な治療が可能となり、コンビネーション治療を施せます。

肩、腰、背中、肘、膝など、患者さんが治療したい部位に合わせ、手軽かつきめ細やかで最適な治療を実現できます。個々の症状に合った電気刺激を与え、自然治癒力を高められるため、スポーツ選手や強い痛みに困っている患者さんに対して、特に効果を期待できます。